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ロボット革命は始まったばかりだ

【編集部注】著者のSanjit DangはIntel Capitalの投資ディレクターである。

毎年Time誌は、何千もの企業からの、自分たちの製品こそがTime誌が選ぶ”25 Best Inventions”(25のベスト発明)に相応しいとの売り込みに圧倒されている。この前の12月には、同誌のカバー写真は、まるでピクサーのアニメに登場したような、11インチのアームレスロボットJibo



で飾られた。

いわゆる「ソーシャルロボット」であるJiboは、この先多数のインテリジェントで有能な新世代のロボットたちが登場してくる現象を示す、最新の例に過ぎない。実際には、彼らは既に、私たちの視界のそこここに存在している。私たちの頭上に、車や手術室の中に、組立ラインの脇に、軍隊の中に、そしてラストマイル上に。

そして急増するロボットの数、扱うべき急増するデータの可能性は、さらに多くのコンピューティングパワーだけでなく、全く新しいプロダクトアーキテクチャを必要としている。

元ペンタゴンのロボット研究者によって2015年に書かれたある記事は、現在ますますその先見性を示している。

その夏、国防高等研究計画局(DARPA)のマネージャーとしてロボット技術を統括していたGill Prattは、ロボットの能力がある重要な境界を超えたと語った。電気エネルギーの蓄積技術の改善と、計算能力とデータストレージの飛躍的増加によって、ロボットが他のロボットたちの経験から知らされる情報を学習し、意思決定を行うことが可能になったと、彼は主張したのだ。

その当時彼が予想したことは?もはや単純ではなく、単一目的の機械ではなくなったロボットたちが、まるでウサギのように繁殖するという事態だ。そして、ロボットがますます学ぶにつれて、より多くの人びとがそれを使うようになるだろうとPrattは主張した。

それこそ、私たちが現在目にしているものだ。ロボットに対する需要はますます広範なものになっている。誰もがそれを望んでいるようだ。

この成長を実感するためには、以下のことを考えてみて欲しい:2014年にはボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が、世界のロボットマーケットはこの先10年で670億ドルに達するだろうと予測した。そのわずか3年後の昨年6月、BCGはこの金額に、さらに200億ドルの積み増しを行った。

DARPAの馬

ユースケースが拡大するにつれて金額が積み上がる

製造業界が何十年もの間、ロボットの中心的な利用者だった。現在、世界のロボットの大半は、依然として工場で使用されている。

大きな違いは、これらのロボットは、以前のロボットに比べて、はるかに小さく、知覚的で、協力的であるということだ。そして、この分野へ注がれるベンチャーキャピタルの資金の洪水によって、近い将来には流通センターや倉庫で、さらに多くのロボットたちが見られるようになるだろう。

2016年から2017年の間を考えてみても、産業用ロボットへのベンチャーキャピタル投資額は、4億200万ドルから12億ドルへと3倍に増えている。5年前にこの分野でスタートアップたちが調達したのは、わずか1億9500万ドルだった。

また、現在のロボットの爆発的増加に関して興味深いのは、小売業者からホテルに至るまで幅広い業界の企業たちが、よりスマートなマシンのメリットを受けているということだ。例えば保険業界は、マシンビジョンや自然言語処理などの人工知能ツールを利用して、保険請求を処理し始めている。

これらの拡大するユースケースは、今やBCGが商用ロボットマーケットの成長を2025年までには230億ドルに達する(オリジナルの予想よりも34%多い)ものと予測した理由を説明してくれる。

だが、需要の最大の増加を占めるのは消費者たちだ。BCGの消費者市場規模に対する予測は156%増加したAndreessen HorowitzFenox Venture Capital、そしてSequoiaを含む多くの有名VCたちが、教育と「エンターテイメントロボット」に注目して投資を行っている。

一方こうしている間にも、自律運転自動車技術を開発する激しい競争が繰り広げられている。自律運転車のスタートアップは2017年に調達したのは30億ドルだが、これはその前年の3倍を上回る額である。ロボットの教師やコンパニオンも注目を集めている。

そして、ドローンを無視することはできない。多くの商用アプリケーション(特にセキュリティ)以外では、パーソナルドローンがますます人気のあるガジェットとなっている。中国のドローンメーカーのDJIだけでも、米国のベンチャーキャピタルから1億ドル以上を調達しているのだ。

(写真提供: Zhang Peng/LightRocket via Getty Images)

エッジインテリジェンス

ロボットの核となる場所では、多くのデータが作成されている。実際、それこそが彼らの働く方法である。そして、ロボットにおけるいくつかの傾向は、より多くのプロセッサーと、まったく新しい製品アーキテクチャーのの必要性を増していく。

これからのロボットたちは、より多くのことを聞き、より多くを見て、より多くを感じる必要がある。これらの機能のそれぞれは、それぞれのセンサーを必要とする。例えばマイクロフォン、カメラ、そしてそれらよりも必要度は低いが、タッチスクリーンディスプレイなどだ。そして、そうしたもののそれぞれが、自身のプロセッサを必要としている。

そして、ロボット機能の基礎となるソフトウェアが必要だ。私たちはAI、コンピュータビジョン、自然言語処理、そしてブロックチェーンが重要な力を発揮すると考えている。

ロボットは、クラウドを経由するにせよ、それへのアクセスは行わないにせよ、より多くのコミュニケーションを行う必要がある。
結局のところ、今日のロボットの(ほとんどではないにしても)多くは、インターネット接続によってその有用性が発揮できる。そして、ロボットの数が増え、洗練されていくにつれて、ネットワーク帯域幅に大きな負担がかかり、スマートロボットたちの動作が遅くなっていくことが予想される。

こうしたことを考慮すれば、ロボット革命はまだ始まったばかりであることは明らかなのだ。

[原文へ] (翻訳:sako)

Source: TechCrunch Japan

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